行畠廣樹/utihatan/ClubRPG広島

｢街道警備隊の拠点の宿場と蛮族の潜む森｣ ■はじめに このシナリオは、街道警備隊の拠点である宿場の襲撃を企む蛮族を撃退するシティ・アドベンチャー・シナリオです。このシナリオは、『ソード・ワールド2.0　ルールブックI改訂版』と『同Ⅱ改訂版』を使って遊ぶことを前提としています。作成したてのPC3～5人を対象としています。 ■シナリオの概要 PCたちは、ザルツの要塞ルキスラ帝国に属する城砦都市ディザの冒険者の店〈鋼鉄の鎧亭〉で、 蛮族退治の依頼を受けます。 依頼者は宿場エルデ村の街道警備隊です。 ルキスラ帝国の街道の宿場であるエルデ村はディザから南に徒歩で二日ほどの位置にあります。 宿場であるエルデ村は、ザルツ地方南部の自由都市同盟と城砦都市ディザの中央にあります。 宿場の近くの街道では蛮族が多数生息する大洞窟群「バルバロスの顎」(あぎと)に近いため、 蛮族による被害が多く出ています。 そのため、3年前に街道近くにあった砦を改修して街道警備隊の拠点としました。 宿場であるエルデは、堀と城壁を備えた小さいながら蛮族に対する城として機能しています。 蛮族達は宿場エルデ村や街道警備隊が目障りなため、宿場エルデ村の襲撃の機会を探していました。 3年前にエルデ村を追い出され、村に対して復讐を誓ったナイトメアの神官アーニーが、 蛮族達の仲間となった時、村への侵入計画が立てられました。 エルデ村の使われてない館の中には涸れ井戸があり、 涸れ井戸へはエルデ村の側にある剣の迷宮からつながっていると。 剣の迷宮は探索されたいわゆる枯れた遺跡で、 今はナイトメア神官アーニーの双子の弟が住んでいると。 双子の弟を殺して自分が入れ替わり、蛮族達の村への侵入を手助けすると。 内情に詳しい裏切り者のナイトメアの手引きによって侵入を企む蛮族を撃退するのがシナリオの目的です。